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K-dush2メンバーのあんなことやこんなことを、まったりと暴露しちゃうかもしれない日記。体験型謎解きイベントの製作過程、リアル脱出ゲームの参加記録etc.      (2012. 8.1~)
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製作責任者のkongです。
二つの公演が終わって、落ち着いたので製作秘話的なものを書いていきましょう。

まず、銀玉、爆弾だってよ。についてです。

これはまず、町を使わせてもらえるってことで、初めて町歩き型のものを作ろうと決めました。

そして、三田祭の1週間前ということで、二つの公演をテーマの違ったものにしたいなと思っていたので、以前から大好きだった東京ボウズさんみたいなホスピタリティに溢れた楽しい公演に銀爆はすることにしました。

そして、日吉といえばランドマークである銀玉が、ずっと爆弾に見えて仕方なかったので、テーマはそれにしようと思いました。

僕の謎解きの作り方は、まず1つの作品全体を、貫くテーマを決めてそれにそって組み立てて行くので、今回も1つのテーマがありました。

それは、ヒーローになってもらうってことでした。

よく、映画でやってる 「俺がここは守る みんなは先にいけ」 っていうのを参加者にやって欲しかったのです。
今回は、そこから組み立てていきました。
謎は、最初はものすごい簡単なものにしていたのですが、せっかく町歩きなのに町を使わないのはもったいないと思って、日吉の町にあるものや、スタッフとのコミュニケーションで得られるものに変えていきました。
そして、ヒーローになってくれた人がそのまま謎解き終わってから戻ってきてもつまんないので、実は生きてたことにして、さらにもう一回ヒーローになってもらいました。

これは、最初勇者になって亡霊みたいにでてくるとか、あまりにも現実感がないものだったのですが、みんなと話し合って、生きてたことにしました。

ストーリーも最初はこだわろうと思っていたのですが、できるだけシンプルに入り込みやすくしました。
これは、SCRAPのインターンで学んだ事です。

失敗したなぁと思ってるのはタイトルです。
その場の空気で当時話題だった映画のパロディっぽくしてしまいました。
日吉フェスタは、謎解き始めての子供達も多く参加してくれました。もっととっつきやすいタイトルにすれば、もっとお客さんに興味を持ってもらえたかもしれないなあと思っています。

当日は、悪天候でした。町歩きなので、予約された方も来てくれるか不安でしたが、沢山いらしてくれました。
本当に嬉しかったです。
劇で失敗しちゃった時もノリでごまかしてくれたり、そういった方々の温かさに支えられた公演でした。
思い出に残ってるのは、小学生の子が勇者になってくれた回です。

あれは、僕らにとって、理想の回だったと思います。


次は、三田祭の留年からの脱出です。

この公演は、タイトルがなんか会議でだいぶ前からこういうのやりたいねと決まってました。 そして、テーマを決めました。

大学生には、大学生が一番ちやほやされてた新歓期に戻ってもらう。
大人には、学生の頃に戻ってもらうって事です。

世界観作りにはこだわりました。
勧誘してくる先輩、勧誘チラシ、一つ一つの謎にもプチ新歓期ストーリーを入れました。
アドレスを、渡すっていうのもその一環です。
最後にテストを入れたのは、より学校っぽさを出すためです。
テスト前の嫌な感じとか思い出してもらいたかったので、お客様が当日緊張してる様子をみて、うまくいったと思いました。

問題作りには苦労しました。
1〜8の問題は、デバックの時に難しく作りすぎて、ほとんどを難易度変更しました。

デバックの参加してくれた方にはかわいそうな事をしたなあと反省しています。
ただ、あのデバックでの失敗があったからこそ、完成度は高まったと思います。

1〜8の問題でお気に入りなのは、迷路と、しりとりの問題です。

その時に固定概念を破壊することにはまっていて、

矢印だと矢印の指す方に進む事、
しりとりは りんご、ごりら という流れ
という固定概念にとらわれて、ひっかかって欲しくて作りました。

苦労したのは、Dがない英文からの流れです。
Dがない英文は、アルファベットの何か一つがないっていうアイデアはずっとあって、
最初はiがないから、愛がないで、告白とかそういう流れに持ってこうかなとか思っていました。

その時、成績指数の事がなぜかむすびついて、成績のABCDが、さらに四択問題のABCDと結びつきました。
そして、成績はD(不可)がないのは大事ということと結びついて、
いそいでゆりちゃんにDがない文をつくってもらいました。
彼女は、帰国なので、30分くらいでつくってくれました。
本当にすごいです。

そして、同時にテストもDがないのは大事ことにすればいいというアイデアをのりちゃんと電話してた時に思いつきました。
文に埋め込むギミックは得意なので、あとはすんなり行きました。

新歓の先輩のむちゃぶりは、前日にマニュアル作ってた時に決めました。

それまでは、解けた謎を先輩に提出すると時間割が埋まるようにしていたのですが、
銀爆の影響もあって、楽しさが大事だなと再認識して、
そういうシステムに変えました。

そして、1日目、ゲーム自体は好評でしたが、
参加したメンバーから最後がさらにもう一段階あるのが、
えげつないとの指摘を受けました。
難易度変更前は、
慶応創設者2475 とでてきて、
テスト用紙が四色で縁取られていて、
テスト問題に隠された福澤諭吉の文字を、
また矢印と数字と色の関係を使い2475の方向にずらすと、
進級決定 という文字が出るというものでした。
その時の僕の意見は、dがないをとかなくても、
学力基準だけ見てれば解けてしまうのではないかという懸念があるから、
変えない方がいいと思ってました。

メンバーは、慶応創設者の名前でいいと考えて、
それで問題も変えたものを作っていたのですが、
その次の日は、そのままで行こうと僕のわがままを通してもらいました。

その日の会議は深夜3時を越えていました。

しかし、二日目の一回目に、僕の考えは誤っていたことがわかります。
二人、福澤諭吉という回答までたどり着いて、そこで止まっているパターンが見られたのです。
ここまで解けたら脱出成功でいいじゃないかと感じました。

そうして、次の回からの難易度変更を決断しました。

完全に僕が間違っていて、メンバーに迷惑をかけてしまい、これも反省しています。

なので、裏話ですが、テスト問題には回答である 福澤諭吉の文字が隠されています。
南さんは気づかれていましたが、
福島県の福
澤穂希の澤
国会開設の勅諭の諭
容疑者吉報主義の吉
です。
容疑者吉報主義なんて、完全に僕の造語です、、、

そこからは、だいたい全て上手く行きました。

今回、初めて僕以外の人にGMを任せましたが、
GMを任せたのりちゃんやYGMは、ゲーム理解度が高くて、完全に信頼していたので安心でした。
そして、最終日は、全ての公演が満員となりました。
10:30の回は、毎回ほとんど人がいなかったのをゆりちゃんが問題にしてくれて、
いろんな策を練って、見事満員にしてくれました。
本当に感謝しています。
同時にそういうところまで、手が回らず本当に申し訳ないなあと思います。

そして、200人以上動員して、満員の最終公演。
部活の試合から間に合って解説だけYGMが譲ってくれました。
YGMのパワポ操作と僕の解説のタイミングはもう慣れたものになっていました。

最後はちょっと時間をもらって、メンバーを紹介させてもらいました。
頑張ってくれたメンバー全員へのお礼です。
全公演参加して、受付に徹してくれたクレヨンや、
ムービー作ってくれた栗太郎、
三田祭担当で会議にでてくれたしもむーや、
KAO など、見えないとこでも色んな人が動いて、
この公演は成り立ってます。
誰1人欠けても、この一連の公演は成り立ちませんでした。

メンバーは多くないけど、精鋭ぞろいです。
最強のメンバーだと思ってます。

来年は、次のステップに進む時です。
すでに水面下でプロジェクトも動き始めています。

物事が大きくなればなるほど上手く行くかは不安だけど、
多分このメンバーがいれば、いいものになるという変な自信があります。

発表を楽しみにしていてください!


僕自身11月は、インターンを含めて3本の製作、運営に、携わってさすがに疲れました。
ただ、どれも成功に終えられて達成感があります。

息つく暇なく12月は、本物のテストがあります。

僕の留年からの脱出は、これから始まるのです。。。

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プロフィール
HN:
K-dush2 / ケーダッシュツー
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
慶應の学生が集まって体験型謎解きイベントを企画している唯一のサークルです。
「ただの遊びを全力で」をモットーに日々まったりと活動しています。
(2012年2月設立)
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